財布とフットワークが軽くなった高校教師 ままよ

私学高校で専任教諭から非常勤講師へ。Quality of Lifeで言えば、非常勤さいこう。教員の、特に私学所属の教員の働き方について考えるブログ。

はたらきやすい私学の見分け方

はたらきやすい私学の見分け方

 

専任の先生に余裕があるかどうか


非常勤講師と専任教諭がペアを組んで同じコースの生徒を受け持つことが多いので、専任の先生と色々と相談することがある。
そのときに、専任の先生が必要最低限のことしか伝えてこないのか、それとも雑談をする余裕があるのか、そこを見ること。
当然、自分と組んでいる先生だけでなく、他の教科の先生の様子もよく観察しておくこと。
前任校では余裕がなく、必要最低限の伝達のみですまそうとする専任教諭が多かったが、今の学校はとてものんびりと雑談を楽しんで帰って行かれる。こんなにも違うのだなと驚いている。

 

サポート系の職種の人数

前任校では、学校のシステム管理を請け負うスタッフが1名だけだったが、今回の学校ではフルタイムの3名にパートタイマー1名。
また、今回の学校では管理職の人数が多い。校長、副校長、高校教頭、中学教頭、教員の潤滑油的な職2名。
前任校では、校長、教頭のみ。あとは最前線で指導をする担任、副担任。サポート体制なんてないから、困ったことがあったとき、相談する窓口がなかった。(各種手続き、パソコン操作など)
図書館の職員の人数も、今の学校はフルタイムが4名だけど、前任校では2名のパートタイマーのみ。図書委員の指導も、図書館の職員さんがしてくださっている様子。
教員の雑用を引き受ける職種の人数が、たいへん充実していて、それが専任の先生のあの余裕につながっているのではないかと思っている。

 

定年退職以外での退職者の人数


ここは要チェック。できれば数年分。ここだけで、色々とわかる。
ぜひ、古株の先生と仲良くなって、ここを聞くべし。
ここの数は全然違う。

 

遠方から通っている先生の割合

遠方から通えるということは、常識的な時間に業務が終了しているということ。ここも、前任校と今の学校では全然違った。前任校では、ほとんど近くに引っ越していた。

 

部活動に制限があるかどうか


前任校は、日曜・祝日の部活動に制限がかかっていなかったため、何ヶ月も休みのない人がたくさんいた。
休養が取れないのって、着実に心を蝕んでいく。

 

「研修日」が半日か全日か。

私学は土曜日も授業がある場合が多い。だから、週休1日になってしまう。
休みを増やすために、平日に「研修日」なるものを設定している学校が多い。この曜日は、人によってバラバラになっていて、順番に休めるというわけです。
この研修日が半日の学校もある。だから週休1.5日というわけだけれど、0.5日休みというのがうまく休めないことが多い。
午前中勤務で午後休みの場合、午前中に担任しているクラスの生徒が無断欠席していたりすると、連絡がつくまで帰りづらい。
午前中休みで午後が出勤の場合、遅刻してはいけないので、用事は入れにくい。
研修日は全日が良い!絶対に!