財布とフットワークが軽くなった高校教師 ままよ

私学高校で専任教諭から非常勤講師へ。Quality of Lifeで言えば、非常勤さいこう。教員の、特に私学所属の教員の働き方について考えるブログ。

非常勤講師と私学共済

私学共済の加入条件

私学共済:医療保険共済年金に加入させてくれる制度。
専任や常勤講師なら必ず加入できる。
非常勤講師だと、コマ数による。
今回は、非常勤と私学共済についてまとめる。

非常勤講師の加入条件

私学共済に加入させてもらえるコマ数は学校によって違うけれど、緩いところだと10コマ、厳しいところだと14コマ以上。私学共済のページを見ると「非常勤講師の先生は週に20時間以上を目安として・・・」と書いてあるけれど、授業準備や空きコマでの待機している時間なども考慮して、だいたい10~12コマで加入させてくれるようです。

 

非常勤講師で就職するときに気をつけておくべし

私は私学共済に入っておきたかったので、面接のときにその旨を伝えておきました。私学の採用って、中小企業だけにシステム化されておらず、「待っていたら係りの人が希望を聞いてくれるはず」なんて思っちゃいけないのです。
毎年数人だけの採用だから、採用する側も「共済に入りたいかどうかの意思確認をどの役職の人がするか」なんて決めていない。
というか、「来年、授業に穴をあけずに済むように採用しなくっちゃ」ということで頭がいっぱいで、「この新しい人の医療保険と年金保険はどうしてあげるのが良いの?」なんて考える余裕はない。
その学校での共済加入の下限のコマ数以上を受け持つことになれば、私学共済への加入は強制です。入りたくなくても入らないといけません。
ここはあとから融通の利く部分ではないので、自分からしっかりと確認しておくべし!

 

私学共済に加入できた方が良いの?


家族の扶養に入らないのなら、私学共済に加入できた方が良い!
なぜなら、健康保険の掛け金が国民健康保険より安くなる場合が多いし、年金も手厚いから。
医療保険国民健康保険に加入し、年金は国民年金保険をきちんと払うこと。ただし、この場合もらえる年金は国民年金(基礎年金)のみ。
私学共済に加入した場合、年金の2階部分と呼ばれる厚生年金ももらえる。掛け金を自分でも支払う必要があるが、学校も同じだけ払ってくれるので、国民年金よりも断然手厚い。

 

非常勤ではたらいて私学共済に入るなら・・・

掛け持ちよりも、一つの学校でたくさんコマを持たせてもらった方がよい。各校で働いた分を合わせて何コマ以上で加入できる、というわけではなく、「うちの学校で○コマ以上はたらくなら加入させてあげる」という基準であるため。
掛け持ちをするにしても、半々で勤務するより、1つの学校で10~12コマ程度確保して私学共済に加入させてもらって、空いた日に掛け持ち校を入れるのが良い。

以上、私が勉強したこと。